逆井河川浄化(リン除去)施設(千葉県)
大津川から手賀沼に流入する汚濁負荷(SS及びリン)削減を目的に設置した浄化施設です。
手賀沼の富栄養化防止のためには、りんの削減が重要なことから、汚濁した水路の水をくみ上げ、凝集沈殿法によってりんや浮遊物質を除去した後、水路に戻す事業を行っています。
施設の設置や管理は千葉県(県土整備部柏土木事務所)が行い、事業を効率的に行うため、発生した汚泥を下水道に取り込み処理することとしました。
手賀沼水環境保全協議会では、この処理費を負担し、事業の推進に寄与しています。
年間処理量(平成28年度)
●計画:42,000㎥/年
●実績:26,640㎥/年
公共下水道・流域下水道の整備(千葉県と流域市)
手賀沼流域7市で公共下水道の面整備を行い、その汚水を集め、終末処理場で処理する流域下水道の整備を進めています。
合併処理浄化槽の整備(千葉県と流域市)
下水道計画区域外または下水道の普及が遅れている区域においては、補助制度を活用した高度処理型合併処理浄化槽の設置促進を図り、単独処理浄化槽からの転換促進を推進しています。
合併処理浄化槽の汚濁の除去効果
合併処理浄化槽の設置等に関わる支援制度
補助実施自治体 | 補助・制度名 | 補助対象者 | 補助内容 | 補助額 |
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国、千葉県、流域市(松戸市を除く) | 高度処理型合併処理浄化槽設置補助 | 住民 | 合併処理浄化槽の設置に対する補助 | 浄化槽の規模により異なる。 補助費のうち、国1/3、県1/3、市1/3を負担する。 |
雨水浸透施設の設置促進(千葉県と流域市)
湧水の水量回復を図るため、雨水浸透・雨水貯留施設の設置を推進しています。一部の自治体では施設の設置に対する補助制度もあります。